2011年1月5日水曜日

憂楽帳:反権力の弁護士

司法を学ぶ前に日本を学べってこと??
たまにこの布施辰治弁護士って私もブログに書くけど
何した人っていうのかはちゃんと知らなかったんですよねー。
日本のシンドラーって呼ばれてるっていう有名なエピソードくらいしか。
ちょっとだけ映画気になるなぁ~。




憂楽帳:反権力の弁護士
(12月27日 毎日新聞)


 金沢大法科大学院で法曹倫理を教える菅野(すげの)昭夫弁護士が授業で約40人の院生に戦前・戦中の治安維持法を知っているか尋ねた。挙手したの は2、3人だったという。法律家を志すなら国による人権抑圧の歴史を学んでほしい。業績をたどれば絶好の教科書となる人物がいる。

 植民地時代の朝鮮で独立運動家を弁護し、韓国政府から建国勲章を授与された宮城県石巻市出身の布施辰治弁護士(1880~1953)だ。弾圧され、治安維持法違反で投獄もされた。菅野弁護士はその生涯を題材に講義をしている。

 韓国併合100年の今年、ドキュメンタリー映画「弁護士 布施辰治」が作られ、金沢で試写会があった。布施弁護士は1948年、貧困から濁り酒を 密造して酒税法違反罪に問われた在日朝鮮人を弁護。「この酒を飲むのは搾取され疲れた日本の労働者だ」と、政治を批判して熱弁をふるった様子も再現してい た。

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