2007年9月4日火曜日

あまり司法試験って法科大学院以外の改革ってされていないイメージがあるけど、いろいろと細かい改革(ってレベルでもないか)やってんだね。
でもこの数は多いでしょ。
それにしても試験漬けだね。お疲れ様です。





法曹資格得る卒業試験、71人が不合格 過去最多
(2007年09月04日朝日新聞)


 司法試験の合格者が法曹資格を得るために入る司法研修所の卒業試験が8月にあり、これまでで最も多い71人が不合格となった。最高裁が3日、発表した。71人はいったん罷免され、別の試験を11月に受けさせてもらえるよう希望を出すことになる。今回の卒業試験は、司法試験合格者が1500人規模に増やされてから2年目の期にあたることから、司法試験合格者の「質の低下」を懸念する声も出ている。
 卒業試験の対象となったのは05年の旧司法試験に合格した「旧60期」を中心とする1468人で、不合格者の割合は4.8%。試験は5科目すべてに合格する必要がある。
 不合格者は希望が認められれば、次の期の卒業試験を受けられる。今年は法科大学院の修了者を対象にした新司法試験の初めての合格者約1000人(新60期)に対する卒業試験が11月に予定されていることから、今回の不合格者はこの試験を再受験して卒業を目指せる。
 不合格者は、司法試験の合格者が1200人規模だった58期まで5人以下で推移していた。昨年の59期は今回と制度が異なり、1科目だけ合格水準に達しなかった場合は追試の受験が認められた。卒業試験で合格水準に達しなかったのは107人(7.2%)、追試を経ての不合格者は16人で、この時点で過去最多。今年の旧60期はこの数字を大きく上回った。
 追試は今年から廃止された。最終不合格者の急増には追試の廃止も影響している。




追試の廃止はイタイね。復活させなよ(笑)。

2007年8月27日月曜日

司法修習生、就職先未定が100人超す 日弁連の調査

弁護士ならまだまだ引く手あまただと思うけどな。
他の先進国に比べてこの業界の市場が成熟してないだけなんだよね。
だからちょっと合格者が増えただけでこうなっちゃうんじゃないの?




司法修習生、就職先未定が100人超す 日弁連の調査
(2007年08月27日朝日新聞)


 来月から年末にかけて修習を終える司法修習生約2500人のうち、現時点で少なくとも100人以上の就職先が決まっていないとみられることが日本弁護士連合会の調査で分かった。例年なら行き先が固まっている時期だが、今年は、司法制度改革で司法試験合格者が増えている影響で、当初から「就職難」が予想されていた。調査結果は懸念を裏付けた形だ。
 裁判官や検察官、弁護士になるには、司法試験に合格した後、一定期間の司法修習を受ける必要がある。今年は、法科大学院修了者を対象にした新司法試験の初めての合格者約1000人が1年間の修習を12月に終えるのが特徴。新試験と並行して行われている旧司法試験の05年の合格者約1500人も1年4カ月の修習を9月に終える予定だ。
 90年ごろまでの司法試験合格者は年500人程度だったが、法曹人口を増やす方針に基づき合格者数は年々増加。昨年は約1500人が就職活動を行った。今年はさらに1000人増える形になった。裁判官、検察官に任官するのは全体の1割弱で採用数に大きな変化はなく、結果的に弁護士を目指す修習生が激増しているため、日弁連は状況の把握を進めていた。
 今月に入って、旧試験合格者の弁護士登録の申請者数などがまとまった。新試験合格者についても各弁護士会を通じて修習生の就職状況を調査。その結果、100~150人が求職中であることが判明したという。
 法曹界ではかねて「2007年問題」として就職難を危ぶむ声が高まっていた。合格者は10年には3000人に増える見通しで、来年以降はさらに深刻になる恐れがある。
 このため、日弁連は全国の弁護士事務所のほか、企業や自治体などにも雇用を呼びかけ続けている。弁護士業務総合推進センターの副本部長を務める飯田隆弁護士は「昨年末時点では最悪で500人が就職できないとみていた。全国の弁護士会を通じて雇用を働きかけ、最終的に40~60人程度に収めたい」と話している。




2008年以降はもっと深刻になるんだって。
まぁ弁護士なら政治家とかいろいろ活躍の場があるし、心配しなさんな(笑)。

2007年1月18日木曜日

司法修習生「卒業不合格」が急増、初の2ケタに

まずは司法試験自体の合格者を増やすのが大前提でしょ。
この時点での不合格者はあまり問題にならないと思うけど。
だって人間的な部分での切り落としだもの。




司法修習生「卒業不合格」が急増、初の2ケタに
1月18日3時5分配信 読売新聞


 司法試験に合格した修習生が法曹資格を得るために受ける卒業試験の不合格者が、今年度は16人に上り、過去最多となったことが17日、分かった。

 不合格者はこれまでゼロから数人で、司法試験の合格者の増加に伴う修習生の質の低下を懸念する声が強まりそうだ。

 司法修習の卒業試験は、裁判官や検事、弁護士になる資格を得るために行われ、不合格者は法曹資格を得られない。

 今年度の卒業試験は1493人が受験。昨秋の本試験で10人が不合格となり、97人の合格が留保されて追試を受けたが、その追試でも6人が不合格となった。

 最高裁によると、1997年度以降、修習生が700人台だった2000年度までの不合格者はゼロで、修習生が約1200人に増えた04年度は5人、05年度は2人だった。不合格者が二けたに上ったのは今年度が初めてという。

最終更新:1月18日3時5分




「質の低下」だって?
自分たちの既得権をなくしたくないから言ってんじゃないの?
法曹が少なければ希少価値でるもんね。