2010年10月1日金曜日

司法修習生優遇に異論多く… 『給費制』存続険し

なかなか意見がまとまりませんね。
司法修習生の気持ちになればもちろん給費制の方がいいのでしょうが、
やっぱり年間90億円となると…。
国からじゃなくて、先輩法律家から給与を支払うんじゃだめなんですかね?
この司法修習生だって6年経ったら同じように給与を支払ってあげて。
法曹界のレベルが落ちていくのは避けたいですね。





司法修習生優遇に異論多く… 『給費制』存続険し
(2010年9月30日 東京新聞)


司法試験に合格後、法廷実務を学ぶ司法修習生に国が給与を払う「給費制」が、十一月から「貸与制」に切り替わ る。「金持ちしか法律家になれなくなる」と反対する日本弁護士連合会(日弁連)は、給与存続のための立法措置を求め、国会議員に猛攻勢。施行まで一カ月に 迫る中、二十九日には議員会館で今月二度目の院内集会を開いた。弁護士や裁判官、検察官の卵の“特別扱い”復活には異論も多く、最高裁は「修習生の金銭負 担はそんなに過酷なのか」と日弁連の動きをけん制している。 (小嶋麻友美)

 給費制は修習生を技能習得に専念させ、質の高い法律家を育てることを目的とし、仕事をせずに給与がもらえる特殊な制度。今年の新修習生約二千人に給費を続けるには、年間九十億円余り必要になる。

 司法制度改革の一環で、司法試験合格者を年間三千人規模に増やすのに合わせ、財務当局から給費制の見直しを迫られた。二年間の議論を経て、二〇〇 四年に法改正。しかし今年四月、「貸与制阻止」を掲げた宇都宮健児氏が日弁連会長に当選し、消費者団体や労働組合を巻き込んだ全国運動が始まった。

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