2010年3月1日月曜日

仙台弁護士会:次期会長に新里氏を選出 /宮城

今まで、司法修習生に対して給与を支払う制度(給費制)だったものが、貸与制になるんですか。
これだと、法曹資格を得た後に、返金するということになるようです。
これでは司法修習生に多額の負債を抱えて法曹としての生活をスタートさせることとなるものであって,適切な制度とは言えないという見解の弁護士会もありますが、自分もそう思いますね。
富裕層のみならず、ますます弁護士になりたいという若者が減ってしまうのでは…。




仙台弁護士会:次期会長に新里氏を選出 /宮城
(2010年2月28日 毎日新聞)


 仙台弁護士会は27日の定期総会で、次期会長に新里宏二氏(57)を選出した。任期は4月1日から1年間。新里氏は選出後の会見で「弁護士会の活動と市民運動の両方に取り組み、橋渡しができれば」と抱負を語った。
 新里氏は09年から始まった裁判員裁判について「検証をする時期に入っている。1年間でどこまでできるかわからないが、検証に力を入れていきたい」と述べた。また、11月に司法修習生の修習費に貸与制が導入されることについて「(修習生は)借金を抱えることになる。お金がかかると富裕層しか弁護士を目指せなくなる」と指摘。一方、増加傾向にある同会の会員数については「若手が積極的に活躍できる場面を作っていきたい」と話した。
 新里氏は盛岡市出身、中央大法卒。80年に司法試験に合格、83年4月に仙台弁護士会に登録した。同会副会長、同会常議員会議長などを歴任し、主に多重債務など消費者問題について取り組んできた。【須藤唯哉】