2011年7月7日木曜日

全国から200人の司法書士、宮城44カ所で相談会

色々問題山積みなんだろうなぁと思います。
震災から数カ月たち相談するという心の余裕も生まれたでしょうけど、実際相談しようとすれば何からすればいいやら…とか。
義援金でその日を繋ぐように生きているけど、結局その場しのぎで全く生活再建にはなってないとぼやく人たち。
仮設住宅問題もそう。
入ったは良いけど、入ったら自分たちで供給関係をストップされるので働いてお金を稼がなくてはいけない。でも稼ぎたくても仕事はナシ。だから生活保護を受けたくても、少額の預貯金や生活に欠かせない車を持っていることが壁になる。

一体どうしろって言うのね。
がんじがらめにしているのは国なのかもしれないね。


東日本大震災:全国から200人の司法書士、宮城44カ所で相談会 /奈良
( 7月4日 毎日新聞)

 ◇相続、労働、住宅ローン……
 東日本大震災の被災者を支援しようと、日本司法書士会連合会などは、宮城県の44カ所で全国の司法書士による「生活困りごと相談会」を開いた。奈良からは4人の司法書士が現地を訪れ、生活再建を願う被災者の相談に耳を傾けた。相続、労働、住宅ローンなどさまざまな問題を抱えながらも、ねぎらいと感謝の言葉をかける被災者の姿に感動したという。今後、法律相談の需要は増えることが予想され、県司法書士会は「私たちの立場でできることをしていきたい」と支援を続ける。【岡奈津希】
 6月11、12両日、全国から約200人の司法書士が宮城県に駆けつけた。現地では、被災者の法律問題に応える相談員が不足しているという。県司法書士会の大西輝治会長は、多賀城市の避難所を、池永輪香子さんら残りのメンバー3人は仙台市の役場をそれぞれ訪れた。被害を目の当たりにした池永さんは、「海沿いは一面がれきの山で、船が畑に流れ着き、ほこりと生臭いにおいが立ちこめていた」と驚いた。
 大西会長は、避難所生活から抜け出せない被災者の問題に直面した。避難所では、食料や日用品などの避難物資が支給され、生活には困らない。一方、自宅や仮設住宅では物資は支給されず、収入の糧のない高齢者らは避難所生活から抜け出せない状況だという。
 大西会長は「生活保護を受けたくても、少額の預貯金や生活に欠かせない車を持っていることが壁になる。避難所で、その日を食いつなげても本当の生活再建にはなりえない。行政には事情に応じた柔軟な対応が求められている」と話した。
 メンバーの西本雅彦さんは、ある女性に「遠くから来てくれてありがとう」と声を掛けられた。女性は石巻市で被災し、親族を頼って仙台市に避難。ふるさとでは、冷蔵庫の中身などが腐り、ハエが大量発生していると寂しそうに話してくれたという。西本さんは「被災しながらも他人を気遣う心に感動した」と振り返った。

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