2010年8月3日火曜日

司法修習生:給費制存続、寸劇などで訴え 中央区で集会 /福岡

今回福岡では、寸劇を通して、司法修習生の給費制の維持を訴えたということです。
福岡県弁護士会の調査によると、法科大学院生・司法修習生の借金平均額は400万円以上。
なんと最高額は1100万円だったそうです。
7月29日には和歌山県、30日には茨城県・滋賀県でも給費制の存続を訴える活動を行ったようです。




司法修習生:給費制存続、寸劇などで訴え 中央区で集会 /福岡
(2010年8月1日 毎日新聞)


 司法修習生に国が給与を支払う給費制の存続を求める市民集会が31日、中央区赤坂の中央市民センターであり、約500人が参加した。現在の給費制は11月から生活費の貸与制に変わる。集会では寸劇などを通して「若い法律家が借金返済に追われれば、結果的に市民の権利を守る活動がおろそかになる」などと見直しを求める訴えが相次いだ。
 司法修習生は司法試験合格後1年間の修習中、アルバイトなどが禁止されている。県弁護士会が6~7月に県内の法科大学院生や司法修習生らを対象に行った調査によると、奨学金など借金を抱える人が78人中56人(78%)。借金は平均436万円、最高1100万円に達したという。
 同会の市丸信敏会長は「貸与制になれば借金がさらに膨らむ。金持ちしか法律家を目指せない社会でいいのだろうか」と訴えた。【阿部周一】