2011年10月27日木曜日

異色の司法修習生 大阪・アズワンのDT西尾

私は、こういう人を本当に頭が良い人だと思う。
勉強も仕事もプライベートも皆上手にこなす。
とっても魅力的な人ですよね。
こんな良い感じの人が未来の弁護士さんとは☆
これまた良いですね.。゚+.(・∀・)゚+.゚
どうか、腹黒弁護士になりませんように☆★


異色の司法修習生 大阪・アズワンのDT西尾

(10月25日 毎日新聞 )

アメリカンフットボールの社会人Xリーグに法律家の卵・司法修習生がいる。大阪のアズワンに所属するDT(ディフェンスタックル)西尾公伸(28)だ。昨年の司法試験に合格。今は裁判所などで1年間、法律の実務を学ぶ身だ。弁護士事務所への就職も決まっており、残るは11月の卒業試験を待つばかり。「弁護士になってもフットボールは続けたい」と話しており、来季には異色のラインマンが誕生しそうだ。

 かつてはXリーグの主体だった実業団チームは現在、1部で3チームのみ。大半はクラブチームで運営され、リーグにはさまざまな職業の選手が集まる。とはいえ、関係者は「弁護士というのは聞いたことがない」と驚きを隠さない。

 西尾は中大時代、法学部だったが、最初から弁護士志望だったわけではない。4年の時に家族が医療事故に遭い、相談した弁護士に依頼を断られたのがきっかけという。義憤に駆られ、弁護士になると決意。卒業後に大阪市立大の法科大学院に進み、3年間法律を学んだ。

 一時は競技を離れたが、大学時代の活躍を知る選手に誘われ、復帰を決断。09年からクラブチームのアズワンに所属する。司法試験と重なった昨年も、試合や全体練習を休むことはほとんどなかった。

 「週末にフットボールがあるから、平日は鬼のように頑張れた」。朝は近くのファストフード店で参考書を広げ、授業や図書館での自習が終わると、朝と同じ店に深夜まで籠もった。身長180センチ、体重115キロの西尾だが、注文するのはいつもコーヒーだけ。「店に悪いことをした。お礼を言わないと」と苦笑いで振り返る。

 今季は副主将として守備のまとめ役を務める。プレーでは「猪突(ちょとつ)猛進」が信条だが、普段の物腰は柔らかだ。コーチの一人は「法律家だからといって堅いイメージもない」と語る。「弁護士は人のためになる仕事。地に足を着けて取り組みたい」と西尾。フィールドの外でも最前線で体を張る覚悟だ

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