2011年10月12日水曜日

就職難で増加、「ソクドク」新人弁護士

おぉ・・・新しい言葉ですね。
「ソクドク」新人弁護士とは。
確かに司法衆小生の時に就職難が深刻化した現実を目の当たりにして、例え優秀でも雇ってくれる所がないというんじゃねぇ。
でも独立出来る人何て本当一握りな気がする。
将来設計がしっかりしている、出来る弁護士じゃないと出来ないだろうなと思う。
なかなか出来る事じゃないけれど、出来て成功すれば自分の城だものね。
学生時からどれだけの経験と人脈を作るかが勝負のカギなのかしら(*´-ω-`)?

うーん凄い人ですな。


就職難で増加、「ソクドク」新人弁護士
( 10月8日 読売新聞)

 司法制度改革に伴う法曹人口の増加で、弁護士を目指す司法修習生の「就職難」が深刻化する中、法律事務所に入って経験を積む従来型の「イソ弁(居候弁護士)」ではなく、すぐに独立開業する「ソクドク(即独立)」の道を選ぶ新人弁護士が増えている。

 経験不足を周囲のサポートで補いながら活路を見いだす若手もいるが、“成功”への道のりは険しく、日本弁護士連合会は開業のためのマニュアルを作成するなどして支援を強化している。

 昨年1月、坂本尚志(たかし)弁護士(30)は東京都新宿区のJR飯田橋駅近くのビルに個人で事務所を開いた。東大在学中の2006年11月に3度目の挑戦で司法試験に合格。08年3月に卒業した当初は「イソ弁」になろうと考えていたが、面接まで進んだ都内の法律事務所には採用されなかった。「誰も雇ってくれないなら、自分で仕事を取ればいい」。そんな思いで「ソクドク」を決意したという。

 だが、最初の1か月の収入はゼロ。家賃などは預金を取り崩してしのいだ。「待っていても仕事は来ない」と、大学時代に歌舞伎町や銀座のクラブでアルバイトした経験を生かし、なじみ客だった企業経営者ら100人を回り、あいさつ状と名刺を配った。

 ようやく軌道に乗り出したのは昨年秋頃。現在は、主に建物の明け渡しや賃料の回収など不動産関係の依頼を引き受け、顧問先も5社を数える。「信用にかかわるので、事務員を雇った方がいい」との先輩弁護士の助言を受けて事務員を雇い入れ、今年8月にはビル内のワンルームから2DKに事務所を移した。

 「ソクドクは1日24時間365日、全人格が勝負。競争に負けて立ちゆかなくなれば、自分に向いていなかったんだと思って辞めるくらいの覚悟が必要だ」

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