2010年9月7日火曜日

6管ヘリ事故、捜索した島民は 写真公開し思い語る

多度津町のヘリコプター墜落事故で、発生直後の現場の様子を島に住む2人が撮影していたそうです。
そのうちの一人は、約7年前に小型機が低空飛行するのを見たことがあり「当時から送電線に接触しないか心配していた」そうです。
また他新聞記事によると、「航空機用データ伝送装置」に記録されていた最低高度は22メートルだったとか。
司法修習生向けのデモンストレーションとはいえ、ものすごく低く飛んでいましたね。


6管ヘリ事故、捜索した島民は 写真公開し思い語る
(2010年9月7日 朝日新聞)


多度津町・佐柳(さなぎ)島沖で起きたヘリコプター墜落事故で、発生直後の現場の様子を島に住む2人が撮影していた。粉々になった機体の破片や捜索活動にあたる船舶などが写っている。2人も捜索に参加し、「『生きていて』と願いながらシャッターを押した」「何かの役に立ってほしいと思い撮影した」という。
 撮影したのは、佐柳島に住む松田英世さん(71)と松井鶴一さん(69)。


 松田さんは自宅でテレビを見ていたところ突然画面が消え、事故の発生を知った。すぐに友人の漁船に乗った。海面には広範囲にヘリの部品や粉々になった破片が散らばっていた。乗組員の生存を願いながら撮影した松田さんは「残酷な事故だった。なぜ起きたのか、なぜ5人の命が失われたのか、海保はきちんと解明してほしい」と話す。撮影した写真は「とても見ることができない……」。

 一方、松井さんも事故当時自宅におり、停電で事故を知った。すぐに友人の漁船で捜索に加わった。燃料タンクのようなものなどが海面に浮かんでいた。「油のにおいが鼻を突いた。みんな船上から海に向かって『おーい』『いないかー』と声をかけて捜していた」。約7年前に小型機が低空飛行するのを見たことがあり「当時から送電線に接触しないか心配していた」という。写真が事故究明などに役立ってほしいと願っている。(池田良)

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