2010年9月24日金曜日

日帰り温泉294カ所を紹介 松本の弁護士が本出版

弁護士さんの、ちょっと変わった話題です。
司法修習時代に、修習生仲間と行った露天風呂で温泉の魅力を知り、それ以降自身であちらこちら回るようになったそうです。
自身がすべて入浴した、長野県内294か所の温泉を紹介する本を出版したそうです。
この本、一般の書店でも扱っているとのこと。
一度読んでみたいですね。




日帰り温泉294カ所を紹介 松本の弁護士が本出版
(2010年9月17日 信濃毎日新聞)


 弁護士の安藤雅樹さん(32)=松本市蟻ケ崎1=が、県内294カ所の温泉を紹介する「信州日帰りでゆく温泉」を出版した。刑事・民事の裁判など仕事に追われる中、温泉巡りが「最高の気分転換」。自身がすべて入浴して集めた“証拠”に基づき、温泉の楽しさや奥深さを伝えている。

 温泉の魅力を知ったのは、司法修習の実務研修で長野市の弁護士事務所にいた2001年ごろ。修習生仲間と牟礼村(現飯綱町)の温泉で露天風呂の開放感を味わったのがきっかけだ。以後、外湯巡りなどができる野沢温泉村などを訪れ、徐々に引き込まれていった。

 本は、東信、北信、中信、南信の4地域ごとに、共同浴場や旅館など日帰り入浴ができる温泉を紹介。泉質や、水を加えているか-といった基礎データと講評を載せた。「体にまとわりつく泡付きのお湯が素晴らしく感動的」「源泉の注ぎ方を工夫しているのは、お湯を大事にしている証拠」…。記述から温泉が大好きなことが伝わってくる。

 お湯を飲み、においをかいで、湯触りを確かめることを欠かさないという。「新鮮なお湯で、地域に密着している温泉が一番好き」。仕事で県外に行き、「もう入れないかもしれない」と2泊3日で20カ所を一気に巡ったこともある。

 自身のウェブサイト「信州ノ温泉巡り」で情報を発信していたところ、出版の話が舞い込んだ。
 実家が安曇野市でユースホステルを経営していることもあり、「信州にもっと人が訪れて盛り上がってほしい」との思いが強い。信大大学院法曹法務研究科(法科大学院、松本市)で特任准教授を務め、忙しさは増しているが、「今後は温泉以外の信州の良さを発信していくことを考えたい」と話している。

 A5判、212ページ。1575円。しなのき書房発行。一般の書店で扱っている。